いろいろと思考を巡らせ、自分の持てる知識と経験を総動員しても、どうやら満足の出来る人生を過ごす方法は、『今日を切に生きる』ことしか無さそうです。

2017年も残すところあと僅かとなってきた今、改めて深くそのように感じます。

それでは、ここで『今日を切に生きる』とはどういう生き方になるのかを具体的に考えてみたいと思います。2000年も前のローマ時代に、セネカという哲学者が『人生の短さについて』という著作の中で、こんな言葉を残しています。『過ぎ去った過去のことを後悔しながら、何もせずに今日を過ごし、これから訪れるであろう未来のことに不安を覚えて、何もせずに今日を過ごす。そんなに人生は長くない。今日しかない今日をしっかりと過ごすことに尽きる。』(意訳)と。

その前提となる考え方が、人生は有限であり、それは誰のことでもなく自分自身のことだと達観するところから始まると思いますね。やはり、要約すれば『限りあるときを輝いて!』に辿り着きます。

そのポイントは、以下の5点に集約されます。

1.これからの人生で自分がやりたいことを具体的に書き記す。

余り多くても散漫になるので、5から7位の項目でいいと思います。悩んで絞り出すように選んだこれらの内容を、心を込めて紙に書き記して、良く目につくところに貼りだすことをお薦めいたします。人の心は弱く、自分で決めたことを自分で理由を付けて破ってしまいますから。さらには、身近な人や友人に本気で告げておくことも大切です。

2.それらのひとつひとつに達成目標日や具体的プロセス及びコストを明記する。

目標を決めて書き記しただけでももう達成したも同然です。しかし、より確実に達成するために、何時迄にどの様にそして幾らぐらいかけて達成するのかの明確な計画化が非常に重要となります。設計図や見取り図がなければ、より良いものを作ることが出来ないのと同じです。そして、本気で空を鳥の様に飛びたいという願いから飛行機が作られたのと同じように、また人が2階に登りたいと願うから階段が出来たように、これらの目標は達成されて行きます。

3.優先順位(プライオリティ)を付ける。

限られた人生の時間の中では、全ての願いを実現するには時間や資金などが不足することも十分に考えられます。そこで、5~7つの項目に敢えて優先順位を付けるのが良いでしょう。どうしても、やりたい順番に3番位まで選ぶことをご提案いたします。この段階で、既にイメージも固まり、具体的な行動スケジュールが出来ると思います。後は自分の可能性を本気で信じて、邁進するのみです。これで、90%は達成したも同然です。

4.今日やるべきと決めたことを今日やる!

どんな大きな目標も小さな目標に細分化し、そのひとつひとつを確実に実行する。ひとつひとつの細切れの目標は、どれも簡単なことばかりになるはずです。

5.やり切った今日の自分や今月の自分を褒めてやる!

その褒め方はひとそれぞれですが、ちょっとしたご馳走を食べるとか自分好みの洋服をかうとか、何でもいいと思います。具体的にすればするほど良いと思います。そうして、自分の一カ月前や2か月前を振り返って眺めた時に、その成果に驚き、立派な道が出来ていることを発見するでしょう。

皆様も是非ともトライしてみてください。

 

限りあるときを輝いて! オリジン研究所

 

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