2015年もあっという間に7月。
鬱陶しい梅雨空が続いております。そんな中で、オリジン研究所は、設立から10年を経過して、この7月から新しいスタートを切ろうとしています。2005年の10年前から思い起こすと、世界の環境や価値観が大きく変化し、隔世の感が致します。
この間に、葬儀のあり方も大きく変化しております。今では小さくシンプルな葬式の代名詞ともいえる『家族葬』という呼び方すらもありませんでした。また、例外的には行われていたものの、『直葬』という言葉を知る人もいませんでした。ところが、現在では、『家族葬』と『直送』を合わせると、実の葬儀全体の70%超と言われています。特に団塊世代の人々が一斉に定年を迎え出した2010年頃からこの傾向は加速しております。最後まで『自分らしくありたい!』『家族に無駄な負担をかけたくない!』『無縁仏になる可能性が大きいので、お墓はいらない!』などと考える人々が急増しています。他方で、超高齢社会が進行し、『孤独死』『無縁社会』などの言葉が広がりを見せ、誰でもが他人事とは思えない状況となっています。そして、インターネット環境の急激な進化に伴い、葬儀の価格や実施内容も一目瞭然となり、不明朗な会計システムや高額な価格では全く相手にもされない時代です。また、自前の施設や社員で葬儀を維持しようと思えば、当然のことながらコストもかかり経営は厳しいものにならざるを得ない状況です。
当時は、海洋自然葬(散骨)はごく一部の人の考え方と思われていたものが、今では広く『散骨もありだね・・・!』と認知されるようになりました。また、ご遺骨でお作りをする『エバーメモリアル』も広く知られる状況となっております。
インターネット環境も更に変化を続けており、この3年間ほどで最新情報を得る方法が、PCからスマホにシフトしています。かつて大きなコストを投入して作成したホームページも、このスマホに対応して作り変える必要がある時代となっております。ちなみに、世界の検索システムの巨人となったGoogleで、2015年4月21日からはスマホ対応のホームページでなければ、検索システムとして上位に表示しないという方針を明確に打ち出しているのが現状です。このような激変していることもあまり一般的ではありませんが、インターネットで活動している人々にとっては死活問題といえます。
現在はまだ、スマホに対応していないホームページが大半ですが、オリジン研究所ではリスクを承知の上で、この急激な変化に対応するために、ホームページを全面改定を実行することにいたしました。
例えるならば、家の住所は同じですが、上物の全部打ち壊して新しい家を新築するのと同じような感じです。時間とコスト、そして労力がかかりましたが、漸くほぼ完成して本日切り替えを完了致しました。
このことが、一人でも多くの人に知っていただける機会となれば嬉しく思います。
新しくなったホームページを是非見ていただいて、ご意見をいただければ幸甚です。